育った環境で性格は変わる?人格形成に大事な幼児期の関わり方

 

こんにちは。あづみです。

いつもよんでいただきありがとうございます。

 

あなたは、どれくらい家庭環境が性格に影響を及ぼすか考えたことはありますか?

アダルトチルドレンの方は、家庭での影響を大きく受けている実感を持つ方が多いのではないかと思います。

そこで今回は、育った環境で性格は変わるのか?ということを紹介したいと思います。

 

育った環境で性格は変わる?

 

性格には、先天的性格と後天的性格というものがあります。

先天的性格は両親の遺伝子の影響を受けて決まるもので、人の性格の50%はこの先天的性格が占めています。

この先天的性格は、生まれた時すでに決まっているので、育った環境で影響を受けることありません。

 

しかし、残りの50%の後天的性格は、家庭や友人関係などの周囲の環境によって変化します。

育った環境に影響を受けるのは、この後天的性格です。

 

私自身の先天的性格がどんなものかは、私自身も分かりません。

しかし、私が子育てをするなかで感じた後天的性格については、思い当たります。

 

最初の子どもを授かったとき、その天真爛漫でまっすぐな気持ちに畏れすら感じました。

これは、私の子どもに限ったことではなく、赤ちゃんとはそういうものなのだと思います。

 

新しい命という美しいけれども重いものに対して、私はアダルトチルドレンならではの完璧主義を発動してしまいました。

幼児に清く、正しく、美しくを求めてしまい、日に日に子どもの表情が変わっていくことに自己嫌悪にもなりながら止められませんでした。

結果的に、子どもはアダルトチルドレンになってしまったのです。

激しい後悔にさいなまれましたが、最初の子どもが小学校高学年になり私自身も余裕ができ、私は改めて子どもと向き合い育てなおしを始めました。

 

今では、冗談を言って笑いあえる関係になっています。

あなたが自分の親のような子育てをしてしまっていると気づいたなら、回復への一歩を踏み出せる準備ができている証拠です。

 

良い家庭環境で育った場合

 

先ほど、「育った環境で性格が変わる」ということを、私の実体験を交えて紹介しました。

では、良い家庭環境で育った場合は、性格にどんな影響があるのでしょうか?

 

良い家庭環境で育った子どもは、認知能力といわれる能力が高い傾向にあります。

非認知能力とは、我慢強さや、思いやりなどテストで測定することが難しい能力のことです。

この他にも、家庭環境に影響されるものは以下のようなものがあります。

 

良い環境で育った場合の性格
  • 我慢強い
  • 思いやりがある
  • 協調性がある
  • 好奇心旺盛
  • 自己肯定感が高い

 

また、良い家庭環境で育った子どもは悪い家庭環境で育った子どもと比べて、脳が2倍のスピードで成長します

脳の成長は学習面や、感情の抑制にとても深く関わっています。

そのため、良い家庭環境で育った子どもはIQが高く、精神的に安定している傾向にあるようです。

 

悪い環境で育った場合

 

では逆に、悪い家庭環境で育った場合はどうでしょうか?

悪い家庭環境で育った子どもは、精神的に不安定な傾向が強いです。

それ以外にも、悪い家庭環境による影響を受けるものには以下のようなものがあります。

 

悪い家庭環境で育った場合の性格
  • 自尊心が低い
  • 自己肯定感が低い
  • 協調性がない
  • 消極的
  • 相手の気持ちを汲み取れない
  • 主体性がない

 

また、悪い環境で育った子どもは、依存傾向が強いという特徴もあります。

お酒や薬物、恋愛への依存や、自傷行為に走るのは、家庭環境が悪いことが理由に挙げられることが多いようです。

 

アダルトチルドレンの多くは、機能不全家族の中で育っています。

そのため、アダルトチルドレンもこのような傾向にあるようです。

機能不全家族の改善についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はご覧ください。

機能不全家族は8割に及ぶ!?連鎖する理由と回復方法とは?

 

幼児期の子供との関わり方

 

これまで、家庭環境による性格への影響を紹介してきました。

少し堅苦しいお話になってしまいましたが、今回の記事の大本命!

子どもとの関わり方」について紹介したいと思います。

 

あなたはお子さんと接する時、どのように接していますか?

私は少し前まで、子どもとの関わり方が分からなくて悩んでいました。

必要以上に叱ってしまったり、しっかりと愛情表現をしてあげられなかったり・・・。

そんな自分に落胆していました。

家庭での関わりが希薄だったアダルトチルドレンの方は、私と同じような悩みを抱えているのではないでしょうか?

 

そんな方に、子どもとの関わり方のポイントを紹介します。

 

子どもとの関わり方のポイント
  • しっかり話を聞く
  • 非難、否定をしない
  • 考えさせる
  • 好奇心を尊重する
  • 体験させる

 

まずは、しっかりと子どもの話に耳を傾けてあげてください。

子どもの好奇心を尊重させて、実現できるものは体験させる。

そして、大事なのは非難や否定をしないことです。

 

以前の私は、子どもが間違ったことをしていたら、頭ごなしに怒ってしまっていました。

頭ごなしに怒ると、子どもは次第に親の顔色を伺って自分の意見を言えなくなってしまいます。

それではアダルトチルドレンの連鎖を断ち切ることはできません。

 

まずは、なぜそんなことをしたのか、子どもの言い分をしっかり聞いてあげてください。

そのうえで、間違っていることは注意して、どうしてそれがいけないことなのか考えさせてみてください。

 

この5つのポイントを守ることで、子どもの良い面をしっかりと伸ばすことができますよ。

どうしても育児に行き詰まってしまう・・・。

そんなときはこちらの記事も参考にしてみてください。

育児が辛い!子供から逃げたい時の乗り越え方や息抜きの方法は?

 

また、この5つのポイントを守れていない場合は、子どもの性格形成に悪影響を与えているかもしれません。

特に満たしているポイントが3つ以下の場合は要注意です!

子どもとの関わり方に不安を感じている方は、少しずつ環境を変える努力をしてみてください。

 

ちなみに、私は「子どもの非難、否定をしない」ということから気を付けるようにしました。

子どもの非難、否定をしないことで、自然と子どもの話に耳を傾けられるようになります。

 

最初は大変かもしれませんが、5つのポイントに気を付けると、子どもを怒ったことに落胆する回数が激減します。

今では、子どもも私も毎日を笑って過ごせるようになりました。

 

子どもとの関わり方に悩んでいるお母さんへ

 

性格の半分は両親の遺伝子が大きく関係しています。

しかし、残りの半分は幼児期の親との関わり方が大切な役割を持っています。

幼児期にしっかりと愛情を注いであげることは、IQにまで関係してくるようです。

 

私はちゃんと子どもと関わりたいと思っていたのにできませんでした。

ちょっとしたことで怒ってしまったり、上手く愛情表現ができなかったり、そんな自分に落胆していました。

しかし、子どもとの関わり方のポイントに気を付けることで、自然に子どもと関わることができるようになりました。

 

あなたが子どもとの関わり方に悩みを抱えているのなら、今回紹介したポイントを思い出しながら子どもと接してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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