こんにちは。あづみです。
いつもこのページをご覧いただきありがとうございます。
前回はうつ病のリハビリについてお話しましたね。
今回はうつ病の「波」についてお話していきます。
ここでいう波とはうつ病の症状の事です。
うつ病は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に回復していきます。
回復期に入ってくると「波」の頻度が下がってきます。
しかし、完全に無くなるわけではありませんし、時には津波のような強い症状が襲ってくることもあります。
しかもこの「波」はうつ病を克服した「後」にも現れることもあるんです。
「うつ病には波がある」と分かっても症状が現れているときは辛いですよね。
辛い症状が現れても自分で対処できる方法をお伝えしていきます。
あなたのうつ病との付き合い方の参考になると嬉しいです。
うつ病には「波」がある～対処方法をみつけよう
うつ病はどれだけ良くなっても、辛い症状（波）が出てくる可能性があります。
まずはこのことをしっかり知っておきましょう。
そして「波は必ず穏やかになる」ということも覚えておいてください。
うつ病症状の波は冒頭でも言った通り、克服後にも現れることがあります。
実はうつ病患者の約半数が「再発」すると言われています。
うつ病は心に大きな「傷」ができている状態です。
治療や時間の経過によって傷は癒えていきますが、傷跡は残ります。
紙がをぐちゃぐちゃにしたらどれだけ丁寧に広げても元通りのシワのない状態にはなりませんよね。
心も同じです。
うつ病発症前の心には戻りません。
些細なことがきっかけで傷跡が開いて再びうつ病状態になってしまうのです。
繰り返しますが、うつ病はどれだけ時間が経っていても再発する可能性があります。
落ち着いたと思った頃に「波」が来ることも多いです。
しかし、波が来ることを理解し、自分なりの対応方法が見つけられていれば、苦しみを最小限に抑えることができます。
また、「考え方」が変えられれば、波自体を最小限に抑えることも可能です。
考え方についてはこちらの記事で詳しくお話しています。
自分で自分を見つめなおす方法として「認知行動療法」もおすすめです。
こちらの記事で自分でできる認知行動療法もご紹介しているのでぜひご覧ください。
うつ病治療「認知行動療法」はアダルトチルドレンの治療にもなる!
アダルトチルドレンの場合、自己肯定感が低く、物事をネガティブに捉える傾向が強いため、うつ病を再発する可能性は高いと言えます。
うつ病に悩まされず幸せになるためにも、アダルトチルドレン特有の考え方を変える意識をもってください。
アダルトチルドレン特有の考え方についてはこちらをご覧ください。
アダルトチルドレンの特徴って?6つのタイプから見る生きづらさ
うつ病の「波」の対処方法
波が来ると分かっていてもどう対処すれば良いか分からないという方へ、自分でできる対処方法をお伝えします。
これから紹介する2つの方法は自分で簡単に行えます。
考え方を変えることもできる方法なのでぜひ参考にしてみてくださいね。
声に出す
うつ病の波に悩まされているとき「こんな日もある。大丈夫」と声に出してみてください。
辛くて「大丈夫」なんて思えていないかもしれませんね。
しかし、ここで重要なのは肯定的な言葉を「声に出す」という事です。
言葉の力は強力です。
あなたが発する言葉があなた自身を作っていきます。
苦しみの波に飲み込まれないためにも、言葉の力を借りましょう。
言葉があなたの不安を晴らしてくれます。
こちらに記事で言葉の力以外にもうつ病対策に効果的な方法を紹介しているのでぜひご覧ください。
辛い時こそ、前向きになれる言葉を発する意識を持ってください。
自分を認める・信じる
アダルトチルドレンの方は自分を認めること、そして信じることがとても難しいのではないでしょうか。
私もカウンセラーの勉強をする前までは、周囲の目を気にして行動したり、相手の反応で一喜一憂したりなど、自分よりも周囲の人たちの考えや言動に左右されていました。
そんな自分が大嫌いで、いつも一人反省会をしては自分を責めていました。
今でも時々一人反省会をしますが、自分を責めることはしていません。
「今日は言いすぎちゃったな。次は気をつけよう。でも言いすぎたって気が付ける私って凄い！！」
と反省しても必ずポジティブな言葉で終わらせるようにしています。
うつ病の波が現れているときは、すべてをネガティブに考えがちになります。
ネガティブに考えれば考えるほど症状は強くなってしまうんです。
うつ病に関係なく、調子の良い日もあれば悪い日もあります。
失敗してしまったり、嫌なことが続くこともあるでしょう。
そういう時こそ、自分を認めることが大事です。
「失敗したけど、失敗に気が付けた。一つ成長したね」
「嫌なことが続くけど、私なら大丈夫。ちゃんと乗り越えられる」
このように辛い状態でも自分で自分を認め、信じてあげてくださいね。
それだけで、気持ちはずいぶん軽くなりますよ。
うつ病の波が来ているときも、「波が来ている自分」を認めてあげてください。
「こんな時もある。今日は神様がお休みしなさいって言ってるんだな。」と気持ちを切り替え、「私なら大丈夫」と自分を信じる事が大事です。
前向きに考えられるようになるとうつ病の波を最小限に抑えられます。
まずは「私は大丈夫。私は私を信じてる」と何度も唱えてください。
これだけでも大きな変化がありますよ。
うつ病克服のカギは「自己肯定感」
うつ病は誰にでもかかる可能性がある病気です。
また、1度かかると、何度も再発する可能性がある病気でもあります。
「うつ病なんて・・・」と考えてしまうかもしれませんね。
しかし、うつ病もあなたの一部です。
うつ病である自分も受け入れて、認めたほうが楽に考えられるのではないでしょうか。
アダルトチルドレンの方は、特に自己肯定感が低い傾向にあるので「うつ病になった自分」を受け入れるのに時間がかかるかもしれません。
うつ病の波があるときは特に「自分の現状を受け入れる」ということが難しくなります。
しかし、うつ病には「波」があると理解し、うつ病である自分を受け入れられる、認められるようになると「苦しむ事」がグッと少なくなります。
時間はかかりますが、自分としっかり対話し、自分らしく生きるためにどうすればよいか、考えてみてください。
私は前に進もうとしているあなたを応援しています。
もし、私で力になれることがあればぜひご連絡ください。
次回はいよいよこのうつ病カテゴリーの最後の記事になります。
うつ病を克服した先のお話をして行きますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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