
こんにちは。さなえです。
このページをご覧いただきありがとうございます。
前回は、毒親の母の影響と大人になっても生きづらい理由についてお話しました。
人は困ったときや悩んだときに支え合い、協力して乗り越えようとします。
大切な人のためなら頑張れるという気持ちが芽生えることもありますよね。
でも、相手への想いが強すぎたり、間違った方向に進んだりすると、良好だった関係がこじれてしまうこともあります。
また、親と子の関係であっても思いやりの心を持ち、心地よい距離感を保つことは大切です。
あなたは両親と話すときに、自分の気持ちを抑え込んで我慢していませんか?
今回は毒親の言いなりになる子どもの特徴と心理コントロールについてお話していきます。
毒親の言いなりになる子ども【共依存】
私がまだ小さかった頃は兄と遊んだり自由に過ごしていました。
でも、小学校の高学年から父親に恥をかかせないように、母が私のすべてを管理するようになりました。
自分の活発な性格が余計に母を不安な気持ちにさせていたかもしれませんね。
そんな気持ちを感じ取ってからは母を悲しませたくなくて、親の言うことには従い、期待に応えるのは当たり前だと思うようになりました。
社会人になった私は就労支援の仕事に就き、人に頼られる機会も増えました。
自分を頼ってもらえるのはとても嬉しかったのですが、サポートが終わると寂しい気持ちが襲ってきたのです。
本当はその人にとってサポートがなくなることが理想ですが、どこかでそれが終わらなければいいと思っていました。
もっと私を頼ってほしいとどこかで虚無感を感じていたのだと思います。
今思えば、頼られている自分に価値を感じている状態でしたね。
これはアダルトチルドレンの共依存症者に起こりやすい考え方です。
共依存症者の中でも自己愛の障害がある人は、他の人に頼られ評価される安心感で自尊心を保っています。
自分を価値のある人間だと信じたい。
私をずっと褒めてほしいという気持ちから、相手の行動などを無意識にコントロールしていたのです。
共依存の関係から卒業しよう!共依存チェックと回復方法を大公開!
毒親の心理コントロールについては、後ほど詳しく説明していきますね。
毒親の言いなりになる子どもの将来
子どもを立派な大人に育てたい。
そう思う親御さんは多いと思いますし、私も2児の親として気持ちはよく分かります。
本来の私は天真爛漫でおてんばな性格でした。
ところが、小学校の高学年になった頃から母が厳しくなり、顔色を伺いながら親の前ではいい子を演じる日々が続きました。
でも、裏では隠れて親に禁止されていたSNSなどもしていました。
いい子を演じる一方で、裏では両親を欺き、嘘をついていることへの罪悪感も感じていました。
家庭の平穏を保つには親の言うことに従い、自分の気持ちを抑えたまま暮らすほうが楽。
当時の私はそう思っていました。
でも、その考え方は大人になってからの生きづらさに影響を与えました。
親の言いなりになって育った子どもは、大人になってどのような生きづらさを感じるのでしょうか?
- 自分の意志で行動できない
- 人の期待に応えようと頑張りすぎる
自分の意志で行動できない
親の言いなりに育った子どもは、自分の頭で考えて行動するのが難しい傾向にあります。
人からの指示があって、初めて行動に移すことができます。
周囲の意見や価値観に流されて生きているため、自分なりの思いや意思を持って行動できないのです。
人の期待に応えようと頑張りすぎる
私は普段から人の顔色を気にしすぎるところがあります。
何も言われていないのに親が気に入りそうな選択をしたり、頼まれていないことまで先回りしようとして、疲れ果ててしまうことがあります。
親の前で「いい子」を演じている期間が長くなるほど「いい子」の殻から抜け出せなくなり、社会に出ても生きづらさを感じるようになります。
隠れアダルトチルドレンに潜む罠!いい子症候群から抜け出すには?
私はこれまで親の期待に応えようと頑張ってきました。
このように思考の軸が自分以外の人に向いているのは、他人軸で生きているということです。
他の人の価値観に合わせて生活するのは、とても息苦しさを感じるものです。
それはたとえ親であっても例外ではありません。
個人的には親と子の間に多少の隠しごとや可愛らしい小さな嘘があってもよいと思います。
時にはあなた自身の気持ちを大切に、親との心地よい距離感について考えてみるのはいかがでしょうか?
親との距離感がわからない?心地よい距離でいる4つの方法と考え方
「存在を認めてもらう」ために頑張る【毒親の心理コントロール】
私は学生の頃、学年代表の討論をしたり、テストで100点を取ろうと眠い目をこすりながら勉強することもありました。
けれども、それは自分のためではなく、母に褒めてもらいたかったのと、自分という存在を認めてほしかったからです。
でも、そうしてもらえないのは私の頑張りが足りないからだ…!と思っていました。
「親に認めてもらえないから頑張る。」
今思えば、そこに主体性はなく、「常に上を目指しなさい」という親からの見えない命令が隠されているように感じました。
まるで、心をコントロールされているような感覚でした。
でも、親からの命令が本心とは異なるものだったとしても、私にとって親は絶対的な存在で逆らうことはできませんでした。
毒親と毒親育ちの特徴!支配と過干渉は子どもを脅かす毒のタイプ
それに少しでもミスをしてしまうと、「そんなこともできないの?」と言われ、私はだめな人間なんだと自分に不甲斐なさを感じていました。
大人になって社会に出るようになったときも、私は自己肯定感の低さを感じていました。
今すぐに自信のなさを克服することは難しいかもしれません。
でも、焦らなくても大丈夫です。
まずは自信が持てない原因を探し、もし失敗してもその経験から学んで、次の行動にぜひ生かすことから始めてみましょう。
自分に自信がないと感じている方は、こちらの記事が参考になると思います。
自分に自信がない人は何をやってもうまくいかない!?人生損する?
未来に毒親の影響はなし!可能性を諦めないこと
ここまで読んでみて、自分が生きづらいのは全部親のせい、または育った環境のせいだと思い込んでいませんか?
どんなに環境を恨んでも、生きづらさを親のせいにしても過去を変えることはできません。
でも、未来を変えることは可能です。
人の性格は、約50%が遺伝子などの先天的な要因によって形成されます。
残りの50%は家庭や友人関係など、周囲の環境によって変化していきます。
そのうち、親の言動が子どもの性格に与える影響は6~8%だと言われています。
つまり、毒親育ちだから「私の人生は終わり…希望もない」と思い込むのは早いということです。
これからの未来を生きていくあなたが、「自分なんてどうせ…」と諦めてしまうのはもったいないと思います。
褒めてもらえず、頭ごなしに意見を否定された幼少期。
悔しく、寂しい思いもたくさんしました。
さまざまな壁に当たりながら大人になった今も、時々生きづらさを感じています。
でも、私自身が親となり夫の言葉がきっかけで、アダルトチルドレン克服のために行動するようになりました。
おかげで辛かった過去とも、少しずつ向き合えるようになりました。
日々の歩みは小さくても、以前の私よりは確実に前へ進めている気がします。
私は未来を明るく変えていきたい、少しでも可能性があるなら行動してみたいです。
ここまで読んで下さった方へ。
今は足元すら暗い状況だとしても、小さく行動してみることで差し込む光は増えてくると私は信じています。
可能性があるならただ諦めるより、明るい未来を想像しながら一緒に行動してみませんか?
小さく行動してみる勇気が持てるよう、現在カウンセリングを行っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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