こんにちは。あづみです。
このページをご覧いただき、ありがとうございます。
パートナーと結婚を前にしたあなた。
結婚への期待や喜びを感じられていますか?
結婚は嬉しいことのはずなのに手放しで喜べない。
結婚するのが怖い。
今回はその「結婚が怖い」という気持ちの正体を明らかにしていきたいと思います。
自分の中にある怖さの理由を知り、その原因を解決することで結婚後のパートナーとの未来も明るいものになるはずです。
ゆっくりで良いので、あなた自身の心に問いかけながら読んでみてくださいね。
結婚が怖いという悩み
好きな人との結婚。
本当はこのまま結婚に進んでいくのが怖いけど、喜ぶべきことだからと誰にも相談できずにいませんか?
誰にも打ち明けられずに1人で悩むのは苦しいですよね。
でも、結婚を前にして怖くなったり不安を感じたりする人は少なくありません。
約7割の人が結婚を決めてからも悩んだり不安定な状態になったりすると言われています。
具体的には以下のような状態になることがあります。
- 不安感
- イライラ
- 焦り
- 気分が落ち込む
- 結婚への迷いが出る
- 自信の喪失
- 食欲が落ちる
- 眠れなくなる
性別問わず誰にでも起こる可能性があり、決してあなただけが特別なのではありません。
安心して自分の気持ちを認めてあげてくださいね。
結婚が怖いと思う心理とは
結婚が怖いと思う理由には大きく分けて2つあります。
あなたの心の根底にある怖さの原因を探ってみましょう。
マリッジブルーによるもの
あなたは「マリッジブルー」という言葉を聞いたことはありますか?
マリッジブルーとは結婚前、あるいは結婚直後にネガティブな感情が湧いてくる状態のことを言います。
元気が無くなって、軽いうつのような症状が出る人もいます。
マリッジブルーによって結婚が怖くなる原因を1つずつ見ていきましょう。
環境が変わることへの不安
進学や就職をした時、引っ越しをした時。
今までと違った環境の中に飛び込む時には緊張したり不安な気持ちになりますよね。
環境が変わる時に不安になるのは、実は人間の脳の仕組みによるものです。
脳は変化を嫌い、いつもと変わらないことに安心を感じるようにできています。
これを「ホメオスタシス」と言います。
今の現状に不満を持っていて、その状況を変えたいと思うのに何かと理由を付けて行動に移さずに終わってしまうことってありませんか?
私も、子育ての環境を変えたくて引越しを決心するまでは葛藤がありました。
「このままでも暮らせないわけじゃない」
「引越しは経済的に大変」
こんなふうに現状に不平不満を言っているだけのほうが、ずっと楽だったからです。
結婚をすると独身の時とは住む環境そのもの、そして生活スタイルがかなり変化します。
予想できない変化を前にきっと脳がパニックを起こしてしまうのだと思います。
決断のゆらぎ
結婚するまでに、人はいくつもの決断をしています。
例えばこんなことです。
- 結婚相手がこの人でいいのか
- 今この時期に結婚してしまっていいのか
- 私の選択は本当に間違っていないのか
結婚は人生の中でそう何度もあることではないですし、1度結婚して離婚、再婚するのは簡単なことではありません。
後戻りできないと思うと決断は慎重に、決断した後にも本当にこの決断で良かったのかと不安な気持ちになりますよね。
アダルトチルドレンの人は特に、他人軸で決断をしやすい傾向があります。
無意識に他人軸で決めてしまっているので、「本当にこの決断で良いのかな?」と自分の決断に自信が持てません。
そんな不安から決断することが怖くなり、マリッジブルーになりやすいのです。
他人軸については自分らしさを知ったことで人生の満足度が激変した話で解説しています。
忙しさや環境の変化による疲れ
結婚が決まると結婚式や新婚旅行、新しく住む家など決めることがたくさんありますよね。
プランニングや準備は想像以上に大変です。
次から次へとやるべきことが増えてだんだん疲れてしまいます。
さらに完璧主義の特徴を持っているアダルトチルドレンの人は、1つ1つ「きちんとやらなくては!」と自分を追い込んでしまい身も心もくたくたになってしまうのです。
自分を見失うことに対する不安
前回の記事でアイデンティティのお話をしました。
アイデンティティを失うことは、人をとても不安な気持ちにさせます。
日本でも夫婦別姓への動きがありますが、現状は結婚をしたら夫か妻のどちらかの姓に合わせなくてはいけません。
今は、妻が夫の姓に替える人のほうが圧倒的に多いですよね。
私も結婚して夫の姓になりました。
銀行口座や免許証など、仕事の合間を見つけてはあらゆる名義変更に駆け回ったものです。
最初の頃は病院や役所で夫の姓で呼ばれても、自分が呼ばれていることにいまいちピンときませんでした。
それなのに私のことを旧姓で呼ぶ人は周りからどんどんいなくなっていったのです。
さらに子ども関係のお付き合いが増えると、苗字ですら呼ばれず、「〇〇くんのママ」と呼ばれるようになることが増えます。
結婚によって人付き合いも立場も変わることで自分自身を見失いかけていました。
育った環境によるもの
育ってきた家庭環境が原因で、結婚に怖さを感じる場合もあります。
こちらは家族間の人間関係に対してトラウマを抱えているパターンです。
両親が不仲だった
両親が不仲だった様子を見て育ってきた場合、自分がパートナーと結婚後も仲良くしているところをなかなかイメージできません。
「自分も結婚したら両親のように仲の悪い夫婦になってしまうんじゃないか」と不安になりやすいです。
家庭が落ち着ける場所じゃなかった
親から暴力を受けていたり、食事や清潔な衣服など必要なものが十分に与えられない環境では、子どもは安心して過ごせませんよね。
これは虐待です。
虐待とまではいかなくても
- 甘えることができなかった
- 親の言う通りにしないと怒られた
というような家庭は結構多く存在します。
親が厳しすぎると、子どもは常に親の顔色を伺わなければならず、心が休まりません。
私の場合はこのパターンでした。
両親の不仲と同じように、落ち着ける場所や時間がない家庭で育つと、結婚しても安らぎのある家庭をイメージすることができないのです。
人を信じられない
子どもの頃、親に裏切られた経験があると人のことを信用できなくなっていきます。
子どもにとって親からの裏切りとは次のようなことです。
- 約束を守ってもらえなかった
- わけもわからず突然怒られることがあった
- 親の望む行動をしないと可愛がってもらえなかった
約束を守ってもらえなかった
「お仕事が終わったら一緒に遊んでね。」
「お休みの日は公園で遊ぼうね。」
その言葉に対して親は「うん」と返事をしたのに、約束したことすら忘れられていて守ってもらえなかった。
親からすれば、子どもの言うことだからと本気で受け取っていなかったかもしれません。
または忙しくてついつい聞き流してしまったのかもしれません。
でも子どもにとっては大事な約束です。
親に約束を破られてばかりいると、子どもは「人は信用できないんだ」と感じてしまいます。
わけもわからず突然怒られることがあった
子育てをしていると叱らなければいけない時があります。
でもその内容に一貫性がなかったり親の機嫌が悪いことで怒っていたりすると、子どもは親がなぜ怒っているかわかりません。
いつ怒られるのか常にビクビクして過ごさなければならなくなり、気持ちが落ち着くことがなくなってしまいます。
親の望む行動をしないと可愛がってもらえなかった
親は子どものことを自分の分身のように思うことがあります。
でも親子であれ、子どもは親とは違うたった1人のその子自身です。
それなのに、親が「子どもは自分の思い通りにするのが当たり前」だと思って接していると、その子がやりたいことを成し遂げても褒めることはせず、むしろ否定してしまうのです。
そうすると子どもは自分のやりたい事を抑えて、親の望むことをやらないといけなくなりますよね。
ありのままの自分は誰かに愛されるべき存在じゃないということを学び、自分の気持ちを抑え込んでしまいます。
こういった家庭は機能不全家族と呼ばれています。
怖さを乗り越える方法
それでは結婚の怖さを乗り越える方法を原因別に考えていきましょう。
マリッジブルーによるもの
マリッジブルーは「結婚後のイメージができない」「どうなるかわからないこと」に対する不安から生まれるものです。
どうなるかわからないことに対する不安への対処は2つです。
- 納得できるまで調べたり話し合う。
- とにかくやってみる。
新しく住む土地がどんな場所であるか心配であれば実際に足を運んで近くの店を回ってみるのはどうでしょうか。
パートナーとの結婚生活が心配なら、普段の生活スタイルを具体的に聞いてみたり、「こんな時どうする?」と場面を想定して話しあってみるのも良いと思いますよ。
それでも実際の結婚生活は想定しなかったことがたくさん起こります。
パートナーが信頼できるのであれば、あまり深く考えずに飛び込んでみるのも良い方法です。
実際、マリッジブルーは結婚生活が進んでいく中で徐々に落ち着いていくことがほとんどなのです。
つまり時間が解決してくれます。
パートナーとじっくり話をして、不安はできる限り解消しておきましょう。
育った環境によるもの
育ってきた環境に問題があった場合、結婚そのものに対して怖さや嫌悪感を感じている場合が多いです。
家庭は閉鎖された空間で、他の家と比べることはほとんどありません。
子どもにとっては自分の親や家庭環境が社会の基準だと思ってしまいます。
特に両親が不仲でいつもケンカが絶えなかった場合には、結婚したらケンカばかりになるんだと思っても当然です。
でも結婚して何年経っても、夫婦仲良く幸せに暮らしている家庭はたくさんあります。
結婚したからといって必ずしもあなたの育ってきた家庭のようになるわけではありません。
まずはあなた自身が、結婚が怖いと思う気持ちが自分の育ってきた環境によるものだと自覚することが大切です。
あなたの中にある家庭へのトラウマを克服することで、パートナーとの未来を前向きに考えることができるようになりますよ。
育った環境のせいで結婚そのものに怖さを感じているなら、あなたはアダルトチルドレンかもしれません。
アダルトチルドレンとは?6つのタイプから見る特徴と生きづらさ
アダルトチルドレンの人は、結婚だけでなく仕事や人付き合いでも生きづらさを感じています。
私もその1人でした。
そこで、過去のトラウマで傷ついたインナーチャイルドを癒してあげることが必要です。
怖い気持ちを乗り越えるためには、自分の中のインナーチャイルドに向き合わなければなりません。
ですが、自分自身と向き合うのは時に心が痛む辛い作業です。
そこにパートナーの支えがあると心の負担はぐっと軽く、スムーズに進みますよ。
パートナーのおかげで結婚への不安を乗り越えられた話
ここで私自身の体験をお話したいと思います。
当時、私はなかなか結婚に前向きになれませんでした。
親が厳しく家庭が落ち着ける場所でなかった私は、夫と結婚してもまた、同じように落ち着けない家庭を作ってしまうんじゃないかと怖かったからです。
たくさん悩みましたが、付き合っていた頃の夫に正直にそのことを打ち明けました。
打ち明ける前は、こんなことを言って嫌われてしまうんじゃないかと不安もありました。
でも、話してみると夫は私の結婚への気持ちと両親の話を熱心に聞いてくれたのです。
それでも結婚について夫と話を進めていく中で、何度も不安になることがありました。
話をしている途中で、親に言われた言葉や傷ついた過去が蘇ることもありました。
そのたびに夫が嫌な顔せず話を聞いてくれたことで、私は自分でも気が付かなかった心の傷にだんだんと気付くことができたのです。
そのやりとりがあったからこそ夫のことを心から信頼できるようになり、結婚することに迷いがなくなったのだと思います。
あなたが結婚を考えているパートナーが、「真剣に向き合ってくれていないかも」「結婚についてきちんと話し合いができないな」と感じるかもしれません。
その時は先を急がずに、2人の結婚についてもう1度考え直すというのも良いと思います。
あなたのこれからの人生にとって大事な決断なので、焦らずゆっくり考えてみてくださいね。
もし自分自身に向き合う中で悩むことがあったら、お気軽にお問い合わせください。
あなたのお力になれたら嬉しいです。
自分の気持ちと向き合うことで怖さを克服しよう
結婚を怖いと思う心理には以下の2種類がありました。
- マリッジブルーによる一時的なもの
- 育った環境によるトラウマ
あなたの結婚を怖いという気持ちがどちらによるものなのかによって、次のステップが変わってきます。
育った環境に問題があった場合には、辛かった過去を思い出したり自分の気持ちに向き合ったりするのが辛い時もあると思います。
無理せず少しずつ前に進んでいきましょう。
パートナーとの幸せな未来に向かって、まずは一歩踏み出してみてくださいね。
応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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