結婚に親が反対するのはなぜ?結婚に向けてやるべき行動とは

 

こんにちは。あづみです。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

 

結婚を決め、まずやることと言えば両親へのあいさつです。

「おめでとう」とすんなり行けばいいのですが、反対されてしまうこともありますよね。

 

親が子どもを心配するのは当たり前。

結婚という人生の一大事とあれば、なおさらです。

 

しかしアダルトチルドレンとその親との関係の場合、問題が複雑になる可能性があります。

あなたが知らないうちに、親の影響で幸せを遠ざけることになりかねません。

 

今回は親が結婚を反対する理由と、親の心の奥底にある心理について一緒に考えてみましょう。

きっと自信を持って結婚に向き合えるようになるはずです。

 

 

親が結婚を反対する時の言い分

 

親が子どもの結婚を反対する理由はたくさんあります。

まずは反対する親の言い分を聞いてみましょう。

 

ここでお話しすることは、あなたとパートナーの態度や親と話し合いをすることで乗り越えていくものです。

中には、親自身が苦労してきたからこそ子どもに同じ思いをさせたくないというのもあるかもしれませんね。

 

大切なのは、親の言い分をきちんと理解することです。

「違う」と思っても、親がそのことについて心配しているという事実だけは受けとめてあげてほしいな、と思います。

 

親があなたのことを心配しているという気持ちをわかってくれるだけでも、安心する親は多いものです。

1つずつ解決策も考えていきたいと思います。

 

経済的な不安

 

2人の収入や、貯金額が少ない場合に経済面を指摘されることがあります。

パチンコや競馬などの趣味があったり、どちらか一方でも借金がある場合は、お金のトラブルにもなりやすいですね。

 

結婚相手とお金の話はできていますか?

お金の問題は話にくいことですが、結婚前にきちんとお互いの金銭感覚や結婚後にかかるお金について話しておくことが大切です。

 

現在の収入が少なくても、今後の生活のやり繰りについて計画がされていれば、親も安心すると思います。

もちろん、無茶な計画でなく現実的なプランを立ててくださいね。

 

お金のことをうやむやにすると、結婚後にあなた自身が後悔することになりかねません。

これをきっかけにパートナーとお金の話をしたり、貯金を始めるのも良いですね。

 

歳の差

 

最近は10歳以上歳の離れた相手との結婚も普通に聞くようになりました。

芸能ニュースでも「歳の差婚」なんて言葉を聞きますね。

 

若い時は、歳が離れていてもまったく問題がないように思える人も多いと思います。

歳の差は年齢を重ねるにつれて問題が大きくなっていく場合があります。

 

普段の生活では、価値観や生活スタイルが合わないといったことがありますね。

歳が上のほうが、早く体が衰えたり、それによって働けなくなったりする可能性もあります。

子育ての体力的な問題や、妊娠時期の問題もあります。

 

さらに歳を重ねると、介護問題も出てきますね。

このように歳の差による課題は、あとになって問題となって表れやすいです。

 

親には現実的な問題も含めて考えていること、覚悟があることを伝えましょう。

 

家柄・後継ぎ問題

 

代々受け継いできた家業などがある場合には、結婚によって左右される場合があるので親も慎重になります。

長男・長女であるからという理由で家を継ぐことが当然のこととして、親御さんだけでなくお子さん自身もそう考えているという話もよく聞きます。

 

女の幸せは結婚にある、という価値観の時代に育った母は、娘のしつけには相当気持ちが入っていたように思います。

母は「きちんとした娘としての振る舞い」はいつも求めていました。

それ自体はとてもありがたいのですが、母の言う「あるべき娘像」が重すぎて、私は母の望む姿を目指すだけの大人になってしまいました。

あづみの生い立ち

 

実際のところ、結婚生活では些細な習慣の違いがケンカの原因になることもあります。

育ってきた環境の違いが不安な場合は、結婚前に同棲期間を設けてみるのも良いですね。

同棲する期間や約束を決めておくと、親にも理解してもらいやすくなります。

 

相手への印象が良くない

 

相手の両親に初めて会う時、誰でも緊張しますよね。

うまく喋れなかったり、そわそわしてしまうこともあると思います。

 

実は、相手の印象は第一印象でほぼ決まってしまうと言われています。

もちろんあとで印象が変わることもあるのですが、最初の印象が強く残るのは確かです。

 

初めて親に会った時の服装や態度はどうだったでしょうか?

結婚に対してどう考えているのか、伝えることはできましたか?

 

良い印象を持てない相手と家族関係になるのに抵抗感を抱くのは普通のことですし、頼りない人との結婚が不安になるのもわかりますよね。

真摯な態度が見えなければ、「浮気をしたりお金遣いが荒いかも」なんて疑われる可能性もあります。

 

相手に悪い印象を持たれてしまった場合は、あらためて食事会を開くなど、話をする機会を設けるのが良いと思います。

あなたがパートナーの良いところを、親に伝えるのも良いですね。

 

一緒にいる時間が長いあなただからこそわかるパートナーの一面を話して、親に安心してもらえるようにしましょう。

 

 

親が子どもの結婚を反対する本当の理由

 

ここまでのお話の中の親の言い分は、子どもを心配する気持ちから来るものです。

心配な点が解決されれば、結婚を認めてくれる可能性も高いですね。

 

ここからは、結婚を反対する理由が親自身の問題であるケースについてお話ししたいと思います。

 

結婚するのは子どもなのに、親の問題というのはピンと来ないかもしれませんね。

でも、あなたが機能不全家族の中で育ってきたのなら、その可能性は十分にあります。

 

機能不全家族についてはこちらの記事をご覧ください。

機能不全家族とは?特徴とアダルトチルドレンとの関係性

 

簡単に言うと、親は子どものあなたではなく、自分の利益のために子どもの結婚を阻止しようとするのです。

親が子どもである自分の幸せを望んでいないなんて、ショックですよね。

 

では、そんな親の心理について具体的にお話ししていきましょう。

「結婚してほしくない」

そんな親の思いは次のような考えから沸き起こります。

 

  • 今まで手をかけて育てたのだから手放したくない
  • 子育てという生きがいが無くなってしまう不安感
  • 子どもがいなくなる喪失感

 

このような感情は、親であれば少なからず抱く感情です。

健康な心であれば、こんな気持ちが湧いても「それでも子どもが幸せになれるなら」という考えになります。

 

でも、子どものことより親の都合を優先しようとすると、この感情が結婚の反対へと直接結びついてしまうのです。

つまり問題なのは、子どもの幸せと親の感情のどちらが優先されるかということです。

 

子どもの幸せよりも自分の都合を優先するのは毒親にみられる考え方です。

毒親は自分の都合のために子どもをコントロールしようとします。

 

毒親についてはこちらの記事で詳しくお話ししています。

毒親と毒親育ちの特徴!支配と過干渉は子どもを脅かす毒のタイプ

 

毒親は、他にもこんな理由で子どもの結婚を阻止しようとします。

 

毒親が子どもの結婚に反対する心理
  • 自分は離婚したのに、子どもが幸せな結婚をするのが許せない
  • 自分の理想を実現できる結婚でないと納得できない
  • まだ子どもとして手元においておきたい
  • 何かあった時のためにフリーでいてほしい
  • いつまでもコントロールできる範囲においておきたい

     

    子どもに対してこんな考えを持つなんておかしい、と思うかもしれませんね。

    親はこういった感情を子どもに気づかれないように、何かと理由をつけてコントロールしようとします。

    子どものほうは、そんな親のコントロールや圧力を受けることが普通になっていて、そのことになかなか気が付けません。

     

    では、親が非情なのかと言うと、決してそうとは言い切れません。

    親はそんな自覚など無くやっている場合も多いのです。

     

    話し合いをしようとしても、ハッキリと理由を言ってくれなかったり、頭ごなしに怒って会話にならない場合は要注意です。

     

    もう1つ注意したいのが、「親が反対するのだから今回の結婚はやめたほうがいい」とあなたが思うことです。

    この考え方は「親の言うことは、自分の言うことより正しい」と思っているということですね。

     

    アドバイスを素直に聞くことは大切なことですが、自分で考えたり努力することをせずに「親がそう言うから」という考えを持つのは、親の支配を受けて自分の意志が無くなってしまっています。

     

    親の意見にもしっかり耳を傾けつつ、それが自分のための意見なのかどうかあなた自身でじっくり考える必要があります。

     

    私自身、いつも親の顔色を伺って、自分よりも親が良しとするほうを選ぶクセが付いてしまっていました。

    母は私の結婚相手にも何かと条件を付けてきました。

     

    やっと「この人と結婚したい」と思える人と出会って、母に紹介した時に言われた言葉を今も忘れられません。

    「もっといい人選ぶかと思ったのに。」

     

    幼い頃から母のプレッシャーを感じてきたので、結婚相手こそは自分の良いと思う人を自分で選びたいと思っていました。

    それでも、母にかけられる言葉で「やっぱりやめたほうが良いのかな?」と後ろめたい気持ちも感じていたのです。

     

    今思えば、母の言うことは絶対だと意識の底に刷り込まれていたのだと思います。

     

    親に結婚を反対された時にあなたがやるべきこと

     

    ここからは、親が結婚に反対して来た時にあなたができる方法を3つのステップでご紹介します。

     

    できることなら親に結婚を認めてもらい、祝福してもらいたいですよね。

    まずは、できることからやってみるのが良いと思います。

     

    パートナーとも話をしながら、順番に進めてみましょう。

     

    親が不安に思うところを解決する

     

    結婚すること自体には反対していないけど、不安要素がある場合はまずその問題を解決しましょう。

    私も親になってみて思うのですが、親は大人になっても子どものことが心配でハラハラしてしまいます。

     

    たとえば経済的な不安なら、収入額や生活費の計画などを親に明確に見せるのも良いですね。

    跡継ぎ問題なら、あなたと結婚相手がきちんと話し合って、どうしていこうと思っているか、きちんと考えた上で出した結論であるということを伝えましょう。

     

    親が納得するまで、話し合うということ自体が大切な時間です。

    その真剣な2人の姿に、親も安心してくれるかもしれません。

     

    冷却期間を設ける

     

    結婚を決めたのに、親が祝福してくれなかったらショックですよね。

    親も子どもの結婚に心配事があると、どうしても必死になって止めようとしてしまいます。

     

    ヒートアップしてしまって、冷静に話し合いができない状態であれば、1度ストップしてみましょう。

    時間をおくことでお互い気持ちが落ち着いて、新たな気持ちや考えが浮かんでくることもあります。

     

    親の圧力やコントロールしようとしているのを感じる場合は、距離をおくのも1つの方法です。

    アダルトチルドレンの人は、親との距離が近すぎたり、親に依存してしまう傾向があります。

     

    親が反対しているのは本当にあなたのためなのか、あなたをコントロールしようとしているのかをあらためて見つめるきっかけにもなりますよ。

     

    親との距離感で悩んでいる方はこちらの記事もご覧ください。

    親との距離感がわからない?心地いい距離でいる4つの方法と考え方

     

    自分の気持ちを通す

     

    あなたがパートナーと結婚しようと思った決め手は何ですか?

     

    「まわりの友だちが結婚や出産をしているから」

    「パートナーの押しが強かったから」

    これは他人軸の考え方です。

     

    では、自分軸での考え方とはどういったものでしょうか?

    「彼と家族になりたいから」

    「大好きな彼とずっと一緒にいたいから」

    これが自分軸です。

     

    アダルトチルドレンの人は、他人軸で物事を考えて、自分の気持ちを見失ってしまう傾向があります。

    まずは「あなた自身がどうして結婚したいのか」「どう感じているのか」を見落とさないようにしてくださいね。

     

    一方で注意したいのは、親が本当にあなたのことを思って、あなたの性格を知ったうえでアドバイスしてくれているのを、無視してしまうことです。

    「恋は盲目」とも言いますよね。

     

    親から結婚を反対された時、パートナーはどんな反応をするでしょうか。

    あらためて話し合ったり、状況を改善しようと一緒に努力してくれる人なら、結婚後も協力して困難を乗り越えていけると思います。

     

    一緒に頑張る姿勢を見せることで、親もパートナーが結婚に真剣なのだと理解してくれる可能性もあります。

     

    1番大切なのは、あなたがパートナーと結婚することによって幸せな人生を送れるかどうかです。

     

    パートナーとたくさん話し合いもして、親が納得してくれるように努力もして..。

    それでも親が結婚を認めてくれなかった時、最終的に決断をするのはあなた自身です。

     

    正直に言うと、私は母に反対されたことで結婚に迷う気持ちが湧いてきました。

    夫に「やっぱり私と結婚するの、やめたほうがいいよ」と言ったこともあります。

     

    それでも夫は、私が何を不安に思っているのか、どうしてそう思ったのかを一緒に考えてくれました。

    そうやって夫と話をしているうちに、母の言葉と自分自身の気持ちは違うということに少しずつ気が付くことができたのです。

     

    結婚への不安がすべて無くなったわけではありませんでしたが、「この人なら困難も一緒に乗り越えてる努力ができる」と思いました。

    こんなにも私のありのままをさらけ出せる人は他にいない。

    そう感じたのです。

     

    そこでようやく、母の言葉よりも夫と一緒に築いていく未来の方を信じられるようになりました。

    何年も夫との結婚生活を過ごしてきた今だからこそ、自信を持って言えます。

    「あの時、母の否定の言葉よりも自分の思いを信じて良かった」と。

     

    あなたが自分の決断を信じられるなら、その道を突き進むことを私は応援しています。

     

     

    大切なのは親ではなくあなたの人生

     

    親が「子どもが決めたことなら」と結婚を手放しで祝福してくれるとは限りません。

    親から自分の幸せを否定されているようで、ショックを受けるかもしれませんね。

     

    結婚するのは親ではなくあなた自身です。

    あなたの人生は、最終的にはあなたが決めること。

    もし結婚をして困難があっても、「自分が決めたことだから」ときっと乗り越えられるはずです。

     

    私も母には結婚を反対されていましたが、今でも夫と結婚して本当に良かったと思っています。

    そう思えているのは、母の言葉よりも夫と築いた信頼関係を信じることができたからです。

     

    アダルトチルドレンの人にとっては、結婚は親から離れる良い機会となることもあります。

    いつもあなた自身の心と向き合って、自分軸で決断することを忘れないでくださいね。

     

    あなたがパートナーと幸せな結婚ができるよう、お祈りしています。

     

     

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

     

     

     

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