こんにちは。あづみです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
突然ですが、あなたは誰かから愛されていると感じていますか?
恋人ができても長続きしない。
心から愛し合える関係になれない。
愛されているという実感が得られない。
このように感じているかもしれませんね。
これまで結婚カテゴリーでは、結婚に対する不安感、そしてその不安感とアダルトチルドレンとの関係性についてお話してきました。
10記事目の今回は、結婚を掘り下げていくうえで避けては通れない「愛し愛される」ことについて考えていきたいと思います。
日々の生活の中で愛があることで、人生はもっと豊かになります。
あなたが今、「誰からも愛されていない」と孤独や寂しさを感じているならぜひこの記事を読んでみてくださいね。
きっと愛される人になれるはずです。
愛される人になるために必要なのは「自己肯定感」
まず最初に、愛されるために1番大切なことをお伝えしますね。
それは自分を愛することです。
急にこんなことを言われても、信じられないかもしれません。
なぜ人に愛されるのに自分を愛さなくてはならないのか、これから説明していきます。
自分は生きているだけで価値のある人間だと思う、ありのままで良いと思う。
こんな風に思えるのは、自分が生きているだけで価値のある人間だと認められているからです。
この状態を「自己肯定感が高い」と言います。
反対を考えてみましょう。
自分は誰かに好きになってもらえるような人間じゃない、相手が望むように振舞わないと自分はいる意味がない。
このような考え方は、自分は価値のない人間だと思っている「自己肯定感が低い」状態だと言えます。
あなたは人付き合いの時に、こんな経験がありませんか?
- 試し行動をしてしまう
- 相手が好意をもって近づいてきてると思えない
- 相手を大切にしない人と付き合う
- 自分の気持ちをはっきり伝えられない
- マウントを取ろうとする
自分の気持ちをはっきりと言えないのは、ありのままの自分では相手に好かれないと思いこんでしまっているから。
試し行動をしてしまうのは、いくら相手に好きだと言われても、自分に好意を抱いているということが信じられないから。
人を大切にしないような人と付き合うのは、自分は大切にされるような人間ではないと価値を決めてしまっているから。
これらはすべて自己肯定感が低いためにとってしまう行動です。
相手に不信感を持って接してしまっているということでもあります。
自信がないから恋愛が怖い!どうせ私なんてって思っていませんか?
その不信感は「こんな自分のことを好きになってくれるわけがない」という、自分を否定する気持ちからきています。
はっきりと自覚していなくても、心のどこかで自分の価値はこれくらいだと決めつけてしまっている状態です。
このようなコミュニケーションの取り方をする人も、決してわざとやっているわけではありません。
嫌われてしまうのが怖いという気持ちから、自分を守るためにこのような行動を取ってしまうのです。
しかし、相手からしてみるとこのような態度は、「自分と仲良くなりたくないのでは?」と思ってしまうことがあります。
嫌われないために頑張って振舞っているあなたの行動が、逆に相手との間に壁を作ってしまうのです。
私も学生の頃に付き合っていた彼には、自分の良い部分しか見せないようにしていました。
相手の意見に合わせて健気に振舞おうと、無理をしていたように思います。
でも作った自分でいると、彼から「好き」と言ってもらっても「好きなのは本当の私ではなく作った私」だと思ってしまうのです。
その気持ちが、ありのままの自分では彼に好きでいてもらえない、という考えにつながります。
そこからどんどん、素の自分が出せなくなっていくという悪循環に陥っていました。
彼には私のことを好きでいて欲しいと願う一方で、私は自分のことを好きになってもらえるような人だとは思っていなかったのです。
自己肯定感が高い人は誰かと一緒にいる時でも、偽ることなく素の自分を相手にさらけ出すことができます。
もし相手と意見が違ったとしても相手の意見も1つの考えとして認めることができますし、誰からも好かれようとするのではなく、自分にとって大切な人と深い絆を築ければ良いと考えます。
自分とは違う人間である誰かを尊重できるのは、他の人とは違う自分という存在を認めているからです。
人は1人ずつ違った考えや好みがありますよね。
その人らしさを感じられるからこそ魅力を感じ、完璧でない人間らしさが感じられるからこそ、親近感が湧くのではないでしょうか。
愛されることを信じられないアダルトチルドレン
人はもともと、愛されたい・受け入れられたいという欲求を持っています。
欲求が満たされない状況というのは、人間にとっては危機的な状況なのです。
たとえて言うなら、お腹が空いているのに食べ物がない状態ですね。
アダルトチルドレンは、機能不全家族で育ってきたために以下のような境遇を抱えていることが多いです。
- 親に愛された覚えがない
- 言動を否定されてきた
- 自分の気持ちを抑え込んできた
機能不全家族についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
このような状態は、あなたにとって愛されたいという欲求が満たされない危機的な状況です。
この状況から逃れるために、自分を守るための行動を取ります。
愛してもらえていないと感じれば、自分は愛されるような人間じゃないから仕方ないと理由を付ける。
親の望み通りにしないと褒めてもらえなければ、親の考えを先回りして行動する。
それを繰り返しているうちに、だんだんと何が自分の本当の気持ちなのかがわからなくなっていきます。
これがアダルトチルドレンが抱える生きづらさなのです。
今のあなたは辛い環境を生き抜いてきたために、自己肯定感が低く価値のない人間だと思い込んでしまっているのかもしれませんね。
しかしそれは、あなたが今まで頑張って生きてきた証です。
あなたがあなたらしく生きていくために、今ままでの思考パターンを取り払い、あなた自身を認めてあげましょう。
自己肯定感が高まっていくとこのようなことが起こります。
- 自分以外の誰かに振り回されなくなる
- 人に優しくなれる
- 誰かを愛する気持ちが湧いてくる
- 失敗しても前向きな気持ちでいられる
- 不安や恐怖から解放される
- いろいろなことに挑戦できる
自分を信じられるようになることで、誰かの意見に振り回されなくても済むようになります。
自分を愛して優しくしてあげることで心が満たされます。
そして心が満たされることで、人にも愛情や優しさを分ける余裕が出てくるのです。
自分に自信を持っていれば、もし失敗をしてしまったとしても「自分がだめな人間だからではない」と前を向くことができます。
そして、アダルトチルドレンが抱えている漠然とした不安感から解放されて、新しいことにどんどん挑戦できるようになりますよ。
一緒にいる人が、自信を持って前を向いていると勇気づけられますよね。
友だちや夫婦でも一緒です。
失敗をしないように常に必死になっているよりも、何度失敗しても明るく前を向いている人からはパワーをもらえます。
自分を認め、愛してあげることは決して自分本位なことではないのです。
あなたがあなた自身を愛することで、あなただけでなく周りの人にも良い連鎖が起こっていくようになります。
自分に自信がない人は何をやってもうまくいかない!?人生損する?
「自分はそんな明るい人になれない。」
今まで辛い環境を生き抜いてきたあなたはこんな風に思うかもしれませんね。
でも、あなたは大切な人だということを決して忘れないでください。
あとはあなたが、自分を認めて愛してあげられるかどうかです。
次からは、自分を愛せるようになるために自己肯定感を高める方法を一緒に見ていきましょう。
自己肯定感をアップさせるために
ここでは、あなたが自分を愛せるようになるための4つの方法をお話ししたいと思います。
できそうなことからで良いので、少しずつ挑戦してみましょう。
思考パターンを意識して変える
先程もお話ししたように、自己肯定感が低い人は「私はどうせ失敗する」「私が人に好かれるわけない」と、マイナスのイメージから入る傾向があります。
まずはあなたの中にそのような思考パターンがあることを理解しましょう。
ついクセになって出てしまう「私なんか」に、1つずつ気づくことが大切です。
気づけるようになったら、今度はマイナス面をプラスに考えてみましょう。
「やってみたらおもしろいかも」「この人と話が合うものがあるかもしれない」など。
面接でよくやる、短所を長所に言い換えるイメージですね。
ここでは実際に行動に移すことが重要なのではありません。
大事なのは、自分を卑下する思考パターンに気が付き、変えようとする意識を持つことです。
思考のパターンに気づくには、認知行動療法に取り組むのもおすすめです。
以下の記事では自分でできる認知行動療法についてお伝えしているので、ぜひご覧ください。
うつ病治療「認知行動療法」はアダルトチルドレンの治療にもなる!
自己肯定感を下げる環境から抜け出す
あなたが自分のことを低く評価してしまうことには、周りの環境が大きく関係しています。
あなたのことを悪く言ったり、否定するような人はいませんか?
親は身近にいる分、影響も受けやすいです。
気づかないうちに否定的な言葉によって、親からのコントロールを受けていないか振り返ってみてくださいね。
毒親の心理コントロール?親の言いなりの子どもと毒親の見えない命令
親だけでなく、彼氏や友だちも同じです。
自己肯定感が低いと、「自分には価値の高い人や物は釣り合わない」と思い、自分を大切にしない人を選びがちです。
毒親のもとで育つと、親と同じような対応をする人から安心感を得ようとする場合もあります。
しかしそういった人とはできるだけ距離を取りましょう。
あなたの良さを認めてくれる人と出会うためにも、あなたらしさを否定する人からは離れた方がいいですよ。
自分を信じる練習をする
先ほど、マイナスの思考パターンをプラスに変えていくというお話をしましたね。
プラスに描いたイメージを実際に行動に移すためには、自分を信じることが必要です。
「やってみたら上手くいくかも」というふうに。
でも、もし上手くいかなかったら…と不安になる気持ちも、とてもよくわかります。
ここで考えてみて欲しいのが、「成功している人は失敗したことがないのか」ということです。
人は必ず失敗をします。
私は子どもを育てるようになってから、そのことをすごく実感しました。
何度失敗しても、また挑戦し続けているうちにふと成功する時があります。
あなたは、失敗した時に否定されてきたことで「失敗してはいけない」ということを学んでしまっているのだと思います。
大人だって何度も失敗して大丈夫です。
失敗してもまた立ち上がれる自分を信じてあげてくださいね。
成功体験を積み重ねる
自分に自信を持つためには、「できた」経験を重ねていくのが1番です。
そのために、とてつもなく大きな目標を掲げる必要はありません。
ちょっと苦手な先輩にあいさつができた。
電車で席を譲ることができた。
小さなことでも、勇気が必要なことってありますよね。
ぜひ、そういうことに少しずつ挑戦してみてください。
大丈夫。
あなたが思ってる以上に、あなたにはできることがたくさんありますよ。
自分を愛してあげると自然と愛が溢れてくる
愛される人になるためのキーポイントは、自己肯定感だというお話をしてきました。
あなたは、たった1人のかけがえのない人です。
そんな大切なあなたを、まずはあなたが愛してあげてください。
自分のことを愛せるようになると、不思議と人間関係が上手くいくようになったり、あなたを愛してくれる人が集まってくるようになります。
私がアダルトチルドレンと向き合うきっかけとなったのは、下の子の笑顔と夫の無言の支えでした。
見守ることで子どもは育つことと、パートナーである夫のおかげで、私は自分と上の子を見捨てずに改善する方向を向けました。
今思えば夫と結婚を意識した時から、私は少しずつ自分の未来を信じてみようとしていた気がします。
あなたが心から自分を愛せるようになった時、きっとあなたを心から愛してくれる人がやってきます。
人を信じられるようになると、人間関係が深まっていきます。
自信がなくなりそうになった時には、またここへ来てくださいね。
独りではないということを忘れないでください。
あなたの人生が愛に溢れた日々になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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- 毒親と上手く付き合えるようになりたい
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