隠れアダルトチルドレンに潜む罠!いい子症候群から抜け出すには?

 

こんにちは。あづみです。

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

親との関係の中で何かしらのトラウマを抱えるアダルトチルドレン。

親から影響を受けていると実感しているアダルトチルドレンもいますが、全く気付いていないパターンもあります。

それが、隠れアダルトチルドレンと呼ばれるタイプの人たちです。

 

私も隠れアダルトチルドレンに当てはまります。

そして隠れアダルトチルドレンの人は意外と多いんです。

 

今回は、隠れアダルトチルドレンに潜む罠について。

そして、隠れアダルトチルドレンがなりやすい「いい子症候群」から抜け出す方法についてお伝えします!

 

隠れアダルトチルドレンに潜む罠!

 

隠れアダルトチルドレンは、漠然とした生きづらさがあるけど、その原因が親子関係にあると気づいていない人のことを表します。

 

出かけない日もオシャレをしたり、人付き合いもぬかりなくピシッとしていたりときちんとした親

教育費には惜しみなくお金をかけてくれたり、裕福だったりと不自由なく恵まれた家庭

このような家庭で育つ子どもが、隠れアダルトチルドレンになりやすいです。

 

そして、隠れアダルトチルドレンには以下のような特徴があります。

 

  • 親や他者への期待に応えることに過剰な責任感を抱いてしまう
  • 「いい子だね~」と言われやすい
  • 「自分さえ我慢すれば丸く収まる」と考えて、自分の気持ちを抑え込む
  • 自分に自信がなく、完璧な自分を演じることで本当の自分を隠している

 

親の期待に応えたいという気持ちは誰もが持っていますが、その期待が強いほど、「やりたい」より「やらなきゃ」で行動してしまいます。

 

「やらなきゃ」で行動するのが苦しくても、隠れアダルトチルドレンの人は親を悪く思うことがあまりありません。

というより、悪く思ってはいけないという思考があります。

 

なぜならば、恵まれた環境で育ててくれたという感謝の気持ちが植え付けられているから。

でもこれが、隠れアダルトチルドレンに潜む罠なんですね・・・。

 

不自由なく成長できたのは親のおかげという思考が作られているので、自分の気持ちより親を優先してしまうんです。

そして生きづらさの原因を自分の中に探し続けます。

 

親との関係の中に原因があるのにそこに気づけず、生きづらさが長期化してしまいます。

そして親への感謝が強いが故に、アダルトチルドレンであることをなかなか認められません。

 

私の生い立ちを読んでいただけるとわかりますが、私はまさに隠れアダルトチルドレンに当てはまります。

 

親に対して厳しさや不満もありましたが、親が許す範囲内でやりたいことをさせてくれて感謝の気持ちも強かったです。

 

感謝の気持ちが強いからこそ、生きづらさの原因がアダルトチルドレンだと認めるまで時間がかかりました。

だって、認めてしまうと親を責めてるような気持ちになるから。

 

このようにアダルトチルドレンであることをすんなり認められないことも、隠れアダルトチルドレンに潜む罠の1つです。

 

隠れアダルトチルドレンに気づかないままだと、アダルトチルドレンは世代を超えて連鎖してしまいます。

自分の子どもは巻き込みたくない!そう思う方はこちらの記事もチェックしてみてください。

機能不全家族は8割に及ぶ!?連鎖する理由と回復方法とは?

育児が辛いのは育った環境のせいだった?!子供のためにできること

 

 

親の期待に応えようとする心理

 

隠れアダルトチルドレンになる大きな原因の1つが、親の期待を過度に背負うことです。

子どもが親の期待に応えようとするのは、どのような思いからなのでしょうか?

 

親を愛し、感謝している

 

「子どもは親を選んで生まれてくる」

こういった言葉を聞いたことはありませんか?

子どもは自分の意志で親を選んで生まれてくるといわれています。

 

親のことを憎く感じていて信じられない方もいるかもしれませんが、子どもの根本には親への大きな愛があります。

その愛が、「親の期待に応えたい」「親を喜ばせたい」という思考へと繋がっているようです。

 

また、愛だけでなく感謝の気持ちも強く持っています。

特に、お腹を痛めて産んでくれて、常にお世話をしてくれた母親への感謝は大きいです。

育ててくれた嫌への恩返しのために、期待に添う子どもでいようとします。

 

親の幸せの責任を持とうとする

 

親の期待を強く感じるほど、親の幸せへの責任感も高まります。

 

自分が期待に応えようと頑張ることで親は幸せを感じる。反対に言えば、期待に応えなかったら親を不幸にしてしまう。

このような責任感が生まれます。

 

そして自分が純粋に感じる幸せと、親を思っての幸せが混同していくんです。

 

私はカウンセリングの中で、先生にこう聞かれたことがあります。

「あなたは幸せになりたい?それとも幸せにならなきゃいけないと思ってる?」

 

そう聞かれたときに、なんだかすごく、腑に落ちました。

「あぁそうか、私は親のために幸せにならなきゃいけないって思ってたんだ。」

 

親が喜ぶ娘でいないと、2人は悲しい思いをする。

そう考えて親にとってのいい子でいることを自分に強いていました。

このカウンセリングでの気づきは、私の中で大きかったです。

気づけたことで自分の幸せに焦点を当てる意識に繋がりました。

 

あなたも思い当たる節はありませんか?

あなたが幸せになりたいと思う気持ちは、純粋なあなた自身への気持ちですか?

少し立ち止まって自分と対話してみてください。

 

 

いい子症候群から抜け出すには?

 

親の期待に応えようとする人がなりやすい「いい子症候群」。

 

いい子で居続けることで、大人になるとうつ病になったりストレスを感じやすくなったりします。

自分のやりたいことや好きなことがわからず、自分との付き合い方にも疑問が出てきやすいです。

 

いい子でいることも大切ですが、自分の意志で動くことはもっと大切です。

何よりもいい子症候群から抜け出すことは生きづらさの克服に繋がります。

 

そこで、いい子症候群から抜け出す方法を私なりに考えてみました!

 

「すべき」「してはいけない」の思考を転換する

 

いい子でいようとするいい子症候群の人は、「すべき」「してはいけない」という思考が強いです。

 

たとえば私の場合・・・

  • テストで100点を取らなければ
  • 人からの頼みは断ってはいけない
  • 親の教えには素直に従うべき

 

このようなものがあります。

 

あなたも、自分が抱いている「すべき」「してはいけない」と思うことをノートに書き出してみてください。

そしてそれらが「すべき」「してはいけない」の思考になっている理由を考えて、思考を転換していきましょう。

 

真逆の思考に転換するのが理想ですよ。

 

私のリストの内容を転換すると・・・

  • テストで100点を取らなければ⇒100点を取らないと怒られる⇒100点を取るよりも、本気を見せることが大事
  • 人からの頼みは断ってはいけない⇒断ったら嫌われそう⇒頼まれたことは断ってもいい⇒断っても嫌われない
  • 親の考えには従うべき⇒親の考えは正しい⇒自分の気持ちも大事にしたい⇒自分の感情に従ってみる

 

なんとなくイメージはできましたか?

 

「すべき」「してはいけない」と感じて行動をしている時の自分の気持ちと向き合うと、本当の気持ちに気付いて転換しやすいです。

本当の気持ちに気付くにはインナーチャイルドを癒す作業をしてみてください。

【体験談あり】インナーチャイルドの見つけ方と癒し方のヒント

 

吐き出せる場所を作る

 

いい子でいようとすると、人の目を気にしてしまいがちです。

常に気を張ったり相手に気を使ったりして疲れちゃいますよね。

「自分の性格が悪い」と思い込んで全部自分のせいにする人へ

 

いい子症候群から抜け出すためにも、吐き出せる場所を作りましょう。

信頼できる相手にでもいいですし、ノートにでもいいです。

人の目を気にせず本音を言葉にできる環境がポイントです。

 

ちなみに私は、何かに病んでる時や心が疲れたときは日記を書いて、普段吐き出せない感情をぐわーっと殴り書きしています(笑)

こうやって書くことで、自分の気持ちを客観視できるし後から見直せるので、自分の中での発見があっておすすめですよ!

 

価値観は違って当たり前

 

親の期待に応えようとすると本来のあなたらしさは失われますよね。

あなたらしく生きたくても生きられないこともあります。

 

自我に気付きながらも親の期待も裏切れず、そのギャップに生きづらさを感じてしまいます。

 

でも親といっても、違う個々の人間。

経験していることも出会う人も違います。

 

そして何よりも、生きてきた時代が違うんです。

特にいろんなことが目まぐるしく変わる昨今。

働き方も結婚スタイルも、先を見通すのが難しいくらいどんどん変わっていますよね。

親と価値観が変わってきてもおかしくないのです。

 

だからこそ、親の期待と自分のやりたいことにズレが出てきてもなにもおかしくないし、自分の気持ちを我慢する必要もないんですよ。

 

自分らしく生きるってなんだろう?と思う方は、こちらの記事をヒントにしてみてください。

自分らしさを知ったことで人生の満足度が激変した話

 

 

親から見たいい子を卒業しよう!

 

アダルトチルドレンの中でも、「きちんとした親」のもとでなりやすい隠れアダルトチルドレン。

隠れアダルトチルドレンは、自分がそうだと気づきにくいからこそ生きづらさが長期化しやすい罠があります。

 

親への愛や感謝が潜在的にあるからこそ、期待に応えようと自分の首を絞めてしまいます。

いい子でいないと親に罵られたり、罪悪感で胸が苦しくなるかもしれません。

しかし全てを親の言うとおりに過ごすことが、あなたの幸せに繋がっていますか?

 

親は親、自分は自分という感覚を持ちましょう!

親の幸せへの責任を必要以上に背負う必要はないんですよ。

 

次回は今回の内容を踏まえて、親との距離感をどう取っていったらいいかについてお伝えします。

 

読んでいて内容がわかりにくかったりイメージがつかめなかったりするときは、お問い合わせページから気軽に質問してくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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