親との距離感がわからない?心地いい距離でいる4つの方法と考え方

 

こんにちは。あづみです。

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

前回は親の期待に応えようと、いい子でいることを自分に強いてしまう隠れアダルトチルドレンについてお話ししました。

隠れアダルトチルドレンに潜む罠!いい子症候群から抜け出すには?

 

前回の記事を読んでから、親との付き合い方を模索している方もいますよね。

  • 親とどういう距離感でいたらいいかわからない。
  • 親とうまく付き合う方法は?

 

そのようなことを探している方のために、今回は親と心地いい距離感でいるための4つの方法についてお話しします。

距離感を考えるうえで大切にしてほしい考え方もお伝えするので、参考にしてみてください。

 

 

親との心地いい距離感とは?

 

親との心地いい距離感ってどのくらいだと思いますか?

 

親子関係や性格により感じ方も違いますが、親との心地いい距離感は、お互いに知らないことがある関係だと考えます。

この知らないことというのは、趣味や毎日の楽しい習慣など何でもいいです。

親は知らない、あなただけの楽しい時間があると自立しやすくなります。

 

バンドをしていた私の友人は、バンドをしていることを親には言っていませんでした。

言って否定されるのも嫌だし自由にのびのびできるからいい!

そう言っていて、自分の世界があっていいな~と思ったのを覚えています。

 

親が知らない楽しい世界を持っていると、親にイラッとした時もその世界に逃げることができます。

 

物事としてだけでなく、精神的な知らない世界があるのも心地いい距離感につながります。

これ以上のことは話したくない、この考え方は知られたくないなど、踏み込んでほしくない心の領域は、親に対してもあるのではないでしょうか。

 

行動としても精神的にも心地いい距離感でいるには、お互いが知らないことがある関係がおすすめです。

そういった心地いい距離感を作るための方法を次にご紹介します。

 

 

親と心地いい距離感でいる4つの方法

 

今のあなたと親御さんの距離が近いと感じているなら、距離を置くことが大切です。

距離を置くうちに、親との心地いい距離が見つかりやすくなります。

 

親と心地いい距離感でいるための4つの方法をご紹介するので、できそうなものから取り組んでみてください。

 

親に依存しない

 

親のことをうるさいと思っても、なんだかんだ親に依存しているパターンもあります。

お世話をしてもらうのが当たり前になっていたり、ガミガミ言われなくなるとそれはそれで寂しかったり・・・。

最終的な決定権を親に預けてしまうのも依存の一つです。

 

このような感情を持つ場合は、親に依存している傾向があります。

そして親も子離れできていないパターンが多いんです。

親子は距離が近いからこそ、共依存の関係になりやすいです。

 

適度な距離を保つには、「自分で」というのを大切にしてみてください。

 

家のことや身の回りのことをまずは自分でする。

何かを相談するにしても最終的な決断や判断は自分でする。

 

そうすることで自分の言動に責任が持てるようになり、親への依存が減っていきますよ。

 

親子間での依存について、少しでも思い当たる節があればこちらの記事をご覧ください。

共依存の関係から卒業しよう!共依存チェックと回復方法を大公開!

 

物理的な距離を取る

 

学生は難しいかもしれませんが、自分で稼げる社会人は一人暮らしをするのがおすすめです。

 

一人暮らしをすると物理的に距離を取ることができますよね。

毎日は会わなくなるのでストレスも減りますし、今まで気づかなかった親の有難みに気づくきっかけにもなります。

 

私は社会人になってから一人暮らしを始めましたが、実家暮らしだった時にいかに親に気を遣っていたかを痛感しました。

学生時代、門限は21時。誰となんの予定があるのかを報告。

 

娘が夜遅くまで出歩くこと自体が、はしたない、という考えでした。

しかし、娘を大切に思う親の気持ちはありがたいし、可能な限り守っていました。

 

今思うと、一番遊べる大学生なのに親の言うことを聞こうと頑張ってたな~と思います。

イライラしたり門限を過ぎたりすることもありましたが、「両親2人の娘だからこういうもの」という感覚でした。

 

一人暮らしを始めて、その縛りがどれほどの不自由さをもたらし、親との距離が近かったかを感じました。

 

物理的な距離ができると精神的にも距離ができ、家族の関係性を客観的に見られますよ。

 

物理的な距離を取るのが難しい方は、一緒に過ごす時間を減らす工夫をしましょう。

 

逃げ道を作っておく

 

親の愚痴をこれ以上聞きたくないと思ったときや、1人になりたいと思ったときの逃げ道を作るのも大切です。

場所や言葉など、あなたが作りやすい逃げ道をいくつか持っておくと楽ですよ。

 

私の友人は、親の愚痴をこれ以上聞きたくないと思ったら「ちょっとやらないといけないことがあるからまた今度聞くね」と言って自分の部屋に行くそうです。

「また今度聞く」というクッションを置いているので話を中断する罪悪感も少なく、断るのが楽と言っていました。

 

アダルトチルドレンの中でもプラケーターやイネイブラータイプの人は、親の世話や支え役になりやすいので逃げ道を作るのは有効です。

あなた自身が楽になる逃げ道を考えてみてください。

 

アダルトチルドレンのタイプについて復習したい方は、この記事がおすすめです。

アダルトチルドレンとは?6つのタイプから見る特徴と生きづらさ

 

「親」というフィルターで見るのをやめる

 

親だと思うと「こうしてほしい」「~しないのはおかしい」という感情が湧くのはごく当たり前のことです。

1人の人間というより「親」として見てしまうから。

 

前回の記事では親は子どもに期待をかけるという話をしましたが、子どもも無意識のうちに親に期待しています。

だからこそ理想と現実のギャップで苦しくなったり、親の行為にイラッとしてしまうんです。

 

大人になっても親への反抗が強い人ほど、親に親を期待しているといえます。

 

そこで、「親」というフィルターで親を見るのをやめましょう

たとえば近所のおばちゃんや親戚のおじちゃんと思うと、目の前にいる大人(親)への期待がぐぐーっと下がり、許せる範囲が広がります。

愚痴や説教の聞き方も楽になりますよ。

 

近所のおばちゃんの小言は、「またなんか言ってるよ~。」って話半分で聞けたりしませんか?

親の愚痴や説教もそのようなスタンスで聞けばいいんです。

 

自分の親だからなんとかしてあげなきゃ。言うことを聞かなきゃ。

そう思う必要はありません。

あなたにとって有益な話は取り入れる。あなたを苦しめる話は聞き流す。

「親」というフィルターを外すと、親との適度な距離感を見つけやすくなりますよ。

 

 

親との距離感を考えるうえで大切にしたい考え方

 

心地いい距離でいる方法をお伝えしましたが、距離を取ることに罪悪感を感じる方もいるでしょう。

親と距離を置くのは悪いことではありません。お互いのためになるパターンも多いです。

 

親との距離感を考えるうえで大切にしてほしい考え方があるので、参考にしてみてください。

 

全てを正直に言う必要はない

 

過干渉な親であったり親との距離が近かったりする場合、日々のことをこまめに報告している方もいますよね。

 

  • 今日の予定は?
  • 誰とどこに行くの?

自分から言いたくて報告している場合はいいです。

しかし、「いろいろ聞かれてめんどくさいけど、きちんと答えてしまう」パターンだと、心理的なギャップが続いて心が疲れてしまいます。

 

親に聞かれたからと言って必ずしも正直に答えないといけないわけじゃありません。

答えたくない質問には嘘をついてもいい、はぐらかしてもいいという感覚を持ちましょう。

 

「嘘も方便」ということわざがあるように、やりたいことのためなら適度な嘘をつくことも悪いことではないですよ。

 

過干渉な親は「毒親」の可能性もあります。毒親についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。

毒親と毒親育ちの特徴!支配と過干渉は子どもを脅かす毒のタイプ

 

目的は「自立」

 

親と距離を置いたらそれで終わり、というわけではありません。

親との距離感を考える目的は「自立」です。

 

自分の選択や決断に自分で責任を持つ。自分で決めたことを周りのせいにしない。

そういう自分になるために、親との距離感を考えて、距離を置くんです。

 

よく勘違いする人もいるのですが、距離を取ることで親が変わるのを待つわけではないですよ。

他人を変えることはできないので、親が変わるように努力しても心が疲れるだけです。

あなた自身が変わる努力をしましょう。

 

過去と他人は変えられなくても、未来と自分は変えられます。

 

あなたの幸せはあなたが決めること。

親の顔色や反応を気にせず、「私は私」で選択できるようになりましょう。

 

親と距離を置くことがゴールではないので、自立できたら親との距離を戻しても大丈夫です。

距離を戻す場合は、あなたの心とのバランスを考えながら戻していってくださいね。

 

1人で抱え込んで苦しい方は、私に話してみませんか?

あなたが今より生きやすくなる方法を、一緒に考えていきましょう。

 

自分が心地いいと感じる適度な距離を見つけよう!

 

親と心地いい距離感でいる方法と考え方をお伝えしました。

 

心地いい距離感でいる方法
  • 親に依存しない
  • 物理的な距離を取る
  • 逃げ道を作っておく
  • 「親」というフィルターで見るのをやめる
大切にしてほしい考え方
  • 全てを正直に言う必要はない
  • 目的は「自立」

 

親子間の距離を見直したときに、友達と比べて悲しくなるかもしれません。

私も親と恋バナをする友達を羨ましく感じたり、自分の関係性と比べて切なくなったりしました。

 

しかし親との心地いい距離感は周りと比べて決めることではありません。

自分軸で考えて、心地いいと思う距離感を見つけてみてください。

 

親だけでなく周りの人との距離感でお悩みの方は、こちらの記事がおすすめです。

近所付き合いやママ友付き合いで孤立せずうまく立ち回るコツとは!?

この記事が少しでもお役に立てると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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