こんにちは。あづみです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
前回を含め数記事に渡り、自分のせいにしてしまう原因や人との距離感についてお話してきました。
今回はあなたが人を信じられない理由について、一緒に考えていきましょう。
ちなみに私は人のことは信じているつもりでした。
しかし、自分の言動を振り返ってみると無意識に人を信じていない行動をしていたのです。
例を上げてみると。
・他の人に自分の仕事を任せることが出来ない。
・誰かに頼み事をする位なら、全部自分でやった方がいいと思っている。
・自分に責任や負担が回ってくるような場面では、発言を避ける。
・友達などに物を預けることが出来ない。
・店員さんの接客や、配慮などを素直に受け取れない。
このような場面に直面すると、いつも心の奥の自分がギュッとストップをかけてくる感覚になりました。
無意識に「人を信用してはいけないよ!」と止められていたのです。
皆様にもこのような経験や、思い当たることはありませんか?
実はこれはあなたが、幼少期に受けたトラウマが関係している可能性があります。
アダルトチルドレンの方は、機能不全家族の中で育った思い出がトラウマとなりやすいのです。
今回はこの無意識に自分にストップをかけてしまうことについてお伝えします。
あなたのトラウマの原因
ここではあなた自身が、受けた可能性のあるトラウマについてお話します。
自分の過去の出来事をさかのぼることで、今自分にストップをかけている原因が分かることもあります。
アダルトチルドレンの方は、親との愛着関係が上手く築けずに後の人間関係が上手くいかないことがあります。
私自身も親からの厳しさの影響を受け、他人に厳しくなってしまうことがありました。
今回はあなた自身が直接受けたトラウマと、間接的に見聞きしたトラウマの2種類をお伝えします。
そのトラウマが出来ることで、大人になってからどのような影響があるのでしょうか。
あなた自身が経験したトラウマ
あなたが直接経験したトラウマとは、一体どんな出来事だと思いますか。
ここでいくつか例を上げるので、参考にしてみてください。
□ 親から裏切られた経験がある。
□ 親が簡単に約束を破る。
□ 親から条件付きの愛情しか貰えなかった。
□ 親が自分の立場や意見を尊重してくれなかった。
□ 親に自分の性別を否定された。
□ 親から「他人は信じるな」と言われて育った。
□ 子供時代に友達から裏切られたりいじめられていた。
上記のような経験を、1度ではなく何度も経験したり日常になっていた場合。
他人は自分を傷つけてくる存在で、人を信用すると恐ろしいことや危険な目に合うと認識してしまうのです。
何度も傷ついた経験は、この認識をあなたの意識に刷り込んでしまいます。
相手は自分を裏切るという考えから抜け出せず、疑心暗鬼になります。
やりがちな行動としては。
・グループから少しでも離れると、自分の悪口を言われている気がしてしまう。
・常に人を疑っているので激しい嫉妬や怒りにかられる。
・相手の持ち物や、携帯などを見たり探ってしまう。
上記のような確認行為を何度もしてしまいます。
しかし、心の底では疑っているのでいつまでも信用できない状態になります。
こちらの記事も合わせてお読みください。
あなたの目の前で起きたトラウマ
あなた自身が直接経験した訳ではなくても、間接的に受けたダメージもトラウマになります。
下記に例を上げてみたので、確認してみましょう。
□ 家族内での不和を見て育った。
□ 親がよく激しい夫婦喧嘩をしていた。
□ 常に気が張り詰めてリラックスできない家庭。
□ いつもプレッシャーなどで緊張している家庭。
□ 兄弟同士の比較をされて育てられた。
□ 自分のことについて両親がもめている場面を見た。
親が頑張った過程に対しては評価をしなかったり、結果ばかり重視していた場合。
兄弟や、同級生と比較されて育ってきた場合など。
少しずつあなたの中で、「目に見えるもの以外は信じられない」という気持ちを生んでしまいます。
そして自分でコントロール出来そうなことに過剰なこだわりを見せます。
例えば、物、立場、地位、金銭などですね。
過剰なこだわりや、認知のゆがみについてこちらで説明してますので、合わせてお読みください。
育児が辛いのは育った環境のせいだった?!子供のためにできること
ちなみに私の親は、教育に厳しく世間からどう見られるかを気にしがちでした。
私の場合は気が張り詰めていてリラックス出来なかったり、プレッシャーのある家庭で育ったと言えますね。
詳しくはあづみの生い立ちをご覧ください。
起きていないことではなく、今ある事実を見つめよう
実はストレスには2種類あります。
一つは何かしらの出来事が実際に起き、直接ダメージを受けるストレス。
そして、二つ目は今実際に起きていないのにダメージを受けるストレスです。
今回は後者の、今実際に起きていないのにダメージを受けるストレスについてお話します。
あなたがこれから過去に傷つき続けることを避けるには、どのような考え方をしたらいいでしょうか。
自分のトラウマを知った今、あなたがこれからできることをお伝えします。
ストレスは「考える」だけで発生する
あなたは自分の中の「不安」や「恐怖」などを、繰り返し考えてしまうことはありますか?
私はよく辛い出来事や、これから起こりそうなことを何度も考えてしまうことがありました。
特にまだ起きていないことや、今はもう考えても意味のないことを、反復しては一人で苦しんでいました。
嫌なことを考えては、何度も何度も自分の心を傷つけてストレスを溜めていたのです。
しかしある時、「自分で自分を傷つけて、これってなんの意味があるんだろう?」と思いました。
最初に傷ついたきっかけは他人によるものでしたが、その後に何度も傷をえぐっていたのは自分でした。
今実際に起きていなくても実際に起きたように「考える」だけで、私たちの身体はダメージを負います。
普段の生活でこれをしてしまうと、精神や体力を消耗して必要以上に疲れてしまいます。
今実際に起きていないことに力を注いでも、何のメリットもないのです。
あなたを精神的に追い詰める行動
普段習慣になっていることの中にも、あなたを追い詰めるきっかけが隠れています。
ここであなたの普段の行動を、少し振り返ってみてください。
下記に当てはまるような行動をしていないでしょうか。
□ 他人のSNSをチェックし過ぎる。
□ 夜中に携帯やPCで調べ物をする。
□ 大事な決断を夜中に決めようとする。
□ 昼夜逆転の生活や、夜更かしをしている。
□ 過去の自分に対して責め立てる。
上記のことは、主に夜の時間帯にしてしまうと精神的にかなりダメージを受けます。
夜はどうしても昼間は気にしていなかったような、悩みや不安もしくは寂しさが顔を出すことがあります。
そんな時に大切な決断をしたり、SNSを見たり、書き込みをする等はお勧め出来ません。
朝になって冷静になった時に。
「あの時どうしてあんなことを書いてしまったんだろう。」「どうしてこんな決断をしたのだろう。」と後悔してしまうからです。
そしてまたそのことに悩み始めてしまうことで、反復を繰り返す悪循環になります。
夜はあまり冷静になれないことが多いので、大切なことは昼間のうちに済ませるようにしましょう。
私自身も夜になると、寝る前に自分を責める大反省会をしてました。
夜の方が自分と向き合えると思い込んでいたのです。
特にアダルトチルドレンの方は、周囲の人間関係や親との関係について悩みがちです。
夜にそのことについて考えると、辛くなって苦しくなってしまうこともあるかと思います。
しかしその苦しい思いを急に他人にぶつけると、びっくりされてしまいます。
どうしても不安で仕方ない時は、誰にも見られない日記などに思いの丈を書き込んでみましょう。
そして朝見直してみると、客観的になり驚くほど自分が冷静ではなかったことに気が付くかもしれません。
夜の方が冷静になれると思うかもしれませんが、意外と心が不安定になりやすい時間帯なのです。
あなた自身で人生をコントロールする
上記の記事で、今起きていないことを考えるのは何のメリットもないことをお伝えしました。
あなたも過去に悩み、先のことに不安になっていないでしょうか。
「あの時にこうしていれば違う結果だったのかな。」
「もし○○だったらどうしよう。」
「これから先どうなるのか不安。」
など、普段の生活の中で心がここにない状態になってはいないでしょうか。
答えが無く得体のしれない不安は、あなたを必要以上に苦しめる原因となります。
あなたは機能不全家族の中で育ったことや、親から自分への態度に何度も傷ついてきたかもしれません。
そのことによって、将来の自分が上手く思い描けなくなっているかもしれません。
しかし、親もあなたと同じ一人の人間であり完璧ではないのです。
親の失敗や過ちが、あなたのこれからの人生を傷つけるかは無関係です。
過去に傷ついた自分を受け入れられたら、あとは自身で人生をコントロールしていきましょう。
「今、何が自分に出来るか。」「今、自分が何をするべきか。」
誰かのせいにして得体のしれない不安に駆られるよりも、自分の必要なものをよく知りましょう。
そしてあなたの力ではどうにか出来ないことよりも、どうにか出来ることに注意を注ぎましょう。
人を信じられない原因とトラウマは克服できる
今までの人間関係で思い当たることはありましたか?
自分の人生を自分でコントロールと考えると、少し怖いかもしれませんね。
しかし、他人を信じる為には自分の決断を信じる必要があるのです。
誰かのせいにして立ち止まっているより、自分の考え方に責任を持てる方が最終的には気持ちが楽になります。
そのためには、相手との信頼関係も重要になっていきます。
次回は相手との信頼関係を築くための、距離の測り方をお伝えしていきたいと思います。
自分と相手との距離を、客観的に見ることでコミュニケーションギャップを無くしていきましう。
そして、お互いに良い関係が築けるようにしていきます。
本日、あなたの心が少しでも楽になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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